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16/17冬の移籍金トップ10。欧州を襲った“爆買い”の猛威。中国人選手もランクイン!?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

“相思相愛”のユーベ加入迫るも…中国移籍に急転直下

ヴィツェル
相思相愛だったユベントスを断って中国へ移籍したアクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】

■9位:アクセル・ヴィツェル(ゼニト→天津権健)

移籍金:2000万ユーロ(約24億6000万円)

 ベルギー代表のヴィツェルは、昨年夏にユベントスの一員になるはずだった。しかし、交渉の最後でゼニトが合意していたはずの取引をキャンセルし、移籍は消滅。それでも、ユベントスはゼニトの契約は残り1年となったヴィツェルを引き続き追った。

 選手本人もユベントス移籍の気持ちが変わっていないことを強調し、両者はまさに相思相愛の関係。そのため、ユベントスは多少の移籍金を支払うことでゼニトから冬に獲得することも視野に入れていた。だが…。

 その関係に横槍を入れたのが中国の天津権健だ。タダに近い額で失うことが濃厚となっていたヴィツェルに高額オファーがあれば、ゼニトとしても断る理由がない。

 さらに、選手本人の年俸は1800万ユーロ(約22億1400万円)と、イタリアではあり得ない額の条件だった。のちにヴィツェルは、「家族のために断ることができないオファーがあった。ユベントスに対しては感謝しかない」と、決断の理由を語った。

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