中国移籍は高額な年俸が理由。今冬最高額の移籍金を記録したブラジル代表MF
今冬で最大の移籍となったオスカル【写真:Getty Images】
■1位:オスカル(チェルシー→上海上港)
移籍金:6000万ユーロ(約73億8000万円)
2012年から4年半チェルシーでプレーし、プレミアリーグやヨーロッパリーグの優勝などに貢献したブラジル代表MF。しかし今季は、アントニオ・コンテ監督のもと発展した3-4-3システムに順応できず、公式戦11試合出場と出番に恵まれない状態が続いていた。
そんな時、中国スーパーリーグの上海上港が移籍金6000万ユーロという巨額オファーを提示してオスカルの引き抜きに乗り出した。本人も「中国移籍はステップダウンではない。金が目的でなければ、ブラジルを離れることもなかった」と、高額な年俸が移籍の理由であると明言している。
そして、上海上港に移籍した最初の試合(アル・バティンとの親善試合)で移籍後初ゴールを記録。今季の活躍を予感させるデビュー戦となった。ACLでは浦和レッズと対戦する可能性もある。
今冬も欧州を襲った“爆買い”の猛威。欧州主要リーグの移籍市場は終了したが、中国の移籍市場は2月末で開いており、さらなるビッグネームが極東へと渡るかもしれない。