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16/17冬の移籍金トップ10。欧州を襲った“爆買い”の猛威。中国人選手もランクイン!?【編集部フォーカス】

現地時間1日、イングランドやスペイン、ドイツなど欧州主要リーグが冬の移籍市場の締切を迎えた。シーズン後半戦に向け、出場機会の確保やビッグクラブへのステップアップなど多くの選手が新天地へと活躍の場を移している。ロシアや中国などの移籍市場はいまだ締め切られていないが、現時点での2016/17シーズン冬の移籍金トップ10を紹介しよう。この冬の移籍市場でも、欧州クラブが中国の“爆買い”のターゲットとなっている。(移籍金は全て移籍総合サイト『transfermarkt』を参照)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ナポリが大金叩いて獲得も…ベンチを温める日々が続くイタリア人FW

パヴォレッティ
ナポリに移籍するも出場機会が得られていないレオナルド・パボレッティ【写真:Getty Images】

■10位:レオナルド・パボレッティ(ジェノア→ナポリ)

移籍金:1800万ユーロ(約22億1400万円)

 188cmのパボレッティは、ナポリが本来のサッカーをするための補強だ。しかし、新天地では出番が限られるかもしれない。

 昨シーズンまで、ナポリには絶対的なエースがいた。昨夏ユベントスへ移籍したゴンサロ・イグアインである。その代役としてやってきたポーランド代表のアレク・ミリクがシーズン序盤に重傷を抱えたことで、ナポリの得点力が極端に下がっている。この問題を解決するために獲得したのが、昨季セリエAで14ゴールを挙げたパボレッティだ。

 だが、ナポリに移籍してからリーグ戦3試合、彼はベンチを温め続けている。それは本来ウイングのドリエス・メルテンスをCFに置く戦い方が機能し始めたためだ。ミリク不在の間に使っていたシステムはマウリツィオ・サッリ監督のもとで成熟を続け、対戦相手の脅威になっている。

 移籍4試合目に途中出場し、新天地でのリーグ戦デビューを飾るが、実際にメルテンスがゴールを量産していることもあり、移籍金に見合ったスタートを切れていない状況だ。

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