6月までの去就は、まもなく決する
チームがリーガとチャンピオンズリーグで目標に向けた戦いを続けている現状で、スターティングイレブンに割って入るのがこれからさらに難しくなることは理解している。リーガ前節のエスパニョール戦(アウェイで1-3の敗戦)では清武は遠征メンバーにも含まれず、ふくらはぎの筋肉疲労から回復したナスリに席を譲ることを余儀なくされた。
清武は日本代表で主役として活躍を続けたいと望んでおり、そのためには一刻も早く出場時間を積み重ね始める必要がある。そのチームがどこであろうともだ。
最終的に清武がセビージャでプレーを続けるのか、それとも日本に戻るのか(ドイツやMLSのクラブからの関心もあるが)。少なくとも6月までの去就は、まもなく決することになる。
30日朝(スペイン時間9時30分)には、クラブが先日獲得を決めたワルテル・モントーヤもセビージャの地に降り立った。右インサイドでプレーするアルゼンチン人MFは、メディカルチェックを受けた上で、セビージャとの4年半の契約にサインを交わすことになる。
そのモントーヤがこのままサンチェス・ピスファンに残るのか、一旦アルゼンチンに戻ることになるのかは、外国人枠を占める清武のこれからの動向次第となる。ガンソに関して新たな動きはなく、マリアーノはサンパオリ監督にとって不動の存在だ。
(取材・文:ロシオ・ゲバラ【セビージャ/マルカ】、協力:江間慎一郎)
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