マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニーは、2月中に中国への移籍が決まる可能性もあるのかもしれない。28日付の英紙『ミラー』が伝えている。
巨額の資金を武器として世界の移籍市場で存在感を強めている中国のクラブは、今季の移籍市場でも多くのスター選手を欧州や南米から獲得してきた。ルーニーも中国クラブのターゲットの一人であることがたびたび伝えられてきた。
FWカルロス・テベスも獲得した上海申花がルーニーの有力な移籍先とも噂されていたが、上海サッカー協会は上海申花および上海上港がルーニーを獲得する可能性を否定する声明を出した。それでも、ユナイテッドのキャプテンがアジアへ向かうのではないかという憶測が絶えることはない。
『ミラー』は、ジョゼ・モウリーニョ監督およびユナイテッド首脳陣がルーニーの中国移籍を受け入れた模様だと伝えている。欧州の冬の移籍市場は今月末で終了するが、中国では2月末まで選手獲得が可能なため、今後1ヶ月での移籍成立があり得るとの見方だ。
ルーニーに対しては、3年間で総額1億4000万ポンド(約202億円)という破格の報酬が用意されているという。これが実現すればルーニーは年俸世界一の選手となり、「プレミアリーグでの17年間で稼いた金額以上を極東での3年間で稼ぐ」とのことだ。
ユナイテッドは、ルーニーがサー・ボビー・チャールトン氏の記録を上回りクラブ歴代最多得点者となったことで、同選手の未来について改めて考える姿勢を見せているようだ。ユナイテッドでやり残したことはなくなり、移籍への障害が消えたということだろうか。
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