ビジャレアルのアレシャンドレ・パト【写真:Getty Images】
ビジャレアルの元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトは、中国スーパーリーグ(CSL)の天津権建へ移籍することがほぼ確実な状況とみられる。だが28日付のスペイン紙『アス』は、同選手が契約条件の引き上げを要求して交渉がもつれているとも伝えている。
パトは天津権建への移籍に向けたメディカルチェックを受けるため28日にローマに到着。イタリアなど各国メディアが、メディカルチェックを無事に完了させたと伝えている。そのまま、イタリアのカターニアでキャンプ中の天津権建に合流する運びだという。
すでに天津権建のユニフォームを着たパトの写真も出回っており、移籍は確実だとみられるものの、クラブなどから正式な発表は行われていない。『アス』は、パトが一旦合意した契約条件の改善を要求したことが正式決定を阻んでいると報じた。
天津権建と合意した条件は年俸600万ユーロ(約7億4000万円)での3年契約だとされているが、パトはこれを1000万ユーロ(約12億3000万円)に引き上げることを要求しているとのことだ。
一方で、ビジャレアルは移籍金1800万ユーロ(約22億2000万円)を受け取ることで合意したと報じられている。移籍が実現すれば、昨年夏に300万ユーロ(約3億7000万円)を支払って保有権の60%を獲得した選手を売却し、わずか半年で大きな差益を手にすることになる。
【了】