元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
トルコ1部のガラタサライを率いるヤン・オルデ・リーケリンク監督は、日本のヴィッセル神戸などへの移籍が噂される元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの残留を願っている。28日の会見でのコメントをトルコメディア『NTVスポル』が伝えた。
ガラタサライは現地時間28日に行われたトルコリーグ第19節の試合でアクヒサル・ベレディイェスポルと対戦し、ホームで6-0の大勝を収めた。ミッドウィークのカップ戦で5ゴールを叩き出していたポドルスキは、先発して78分までプレーしたが今回は無得点に終わっている。
試合後の会見で、リーケリンク監督はポドルスキの移籍の可能性についてコメントを求められた。「私は彼に強く満足しているし、チームに残ってほしいと願っている」と指揮官は返答。だが「クラブが合意するのであれば、私には選手の未来に影響を及ぼす権利はない」とも付け加えた。
「ポドルスキは非常に重要な選手であり、信じられないほど貢献してくれている。そういう選手を引き留めるのは非常に重要なことだ」とリーケリンク監督。一方で「中国と日本の移籍市場は2月まで開いている。我々はそういうシナリオに対処しようとしている」とも述べ、ポドルスキを手放すことになる可能性にも含みを持たせている。
実際にはJリーグでは3月末まで新たな選手を加えることが可能だが、トルコの移籍市場は今月31日まで。ガラタサライがポドルスキの放出に備えて新戦力を補強するのであれば、早急に動かなければならない。
ガラタサライのスポーツディレクターは「31日までにポドルスキの穴を埋めることは難しい」と述べ、同選手の放出を否定。ポドルスキ自身も移籍報道は「デタラメ」だとして、ガラタサライ残留を望む発言をしたことが伝えられている。大物外国人選手のJリーグ加入は、果たして実現するのだろうか。
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