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セビージャ指揮官、清武放出について明言はせず。「本人の決断であるべき」

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】

 セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は、EU外外国人枠を空けるため日本代表MF清武弘嗣またはブラジル人MFガンソのいずれかを放出する可能性について明言を避けた。現地時間28日の会見でのコメントを地元紙『エスタディオ・デポルティボ』が伝えている。

 セビージャは27日に、ロサリオ・セントラルからアルゼンチン人MFワルテル・モントーヤの獲得を発表した。EU外の外国人扱いとなる新たな選手を獲得したことで、現在その枠を占めている選手を放出することになるのかどうかが注目されている。

 レギュラーであるブラジル人DFマリアーノが放出される可能性は低く、放出候補は清武とガンソのいずれかだと予想される。だがサンパオリ監督は、どちらも放出せずにモントーヤの合流を夏まで遅らせる可能性も否定はしていない。

「誰かがここを去ると決めるのであれば、本人の決断によるものであるべきだ。枠を空けるために我々の選んだ選手が出ていくというのは失敗だということになるだろう。ワルテルが今ここに来るという可能性を探ることもできるかもしれないし、そうでなければ6月になる」

 清武に対してはメジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズなどからオファーが届いているとも報じられているが、本人は移籍するのであれば日本への帰国を望んでいるとの見方もある。モントーヤを1月に合流させるためには移籍市場の閉じる今月31日が期限となるため、清武に関してもそれまでに何らかの決断が下されることになる。

 セビージャは現地時間の29日にリーガエスパニョーラ第20節のエスパニョール戦を戦うが、清武とガンソはともに18名の招集メンバーから外れている。

【了】

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