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難敵ウディネーゼ戦に挑むミラン。モンテッラ監督期待の新加入デウロフェウは切り札に

29日、ミランはウディネーゼと対戦する。25日に行われたコッパ・イタリアでユベントスに敗れたミランであるが、数少ないポジティブな要素は新加入のジェラール・デウロフェウがその実力の片鱗を見せたことだ。難敵ウディネーゼ相手にミランはどんな試合を見せるのだろうか(取材・文:神尾光臣【ミラン】)

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

数少ないグッドニュース、デウロフェウの出場

ジェラール・デウロフェウ
ユベントス戦で実力を示したデウロフェウ【写真:Getty Images】

 25日のコッパ・イタリア準々決勝ユベントス戦に敗れたミラン。その中で、数少ないグッドニュースは、新加入のFWでジェラール・デウロフェウが出場したということだ。
 
 カルロス・バッカと交代し、センターフォワードに入った彼は、爆発的なスピードで裏抜けを狙いチャンスを作れば、試合終了間際にあわや同点ゴールという活躍。特徴はとにかく縦への速さとボールコントロールの正確さで、データもなかったせいかユベントスのDF陣は彼を捕まえられていなかった。

 そんなデウロフェウについて、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はウディネーゼ戦に向けた前日会見の中で賛辞を続けた。「先発として使う可能性もある。フィジカルコンディションは良い。戦術や連携などは成熟してもらう必要があるが、そのぶん意外性を相手にもたらすだろう。我々にとっては危険な切り札となりうる」。即戦力として積極的に使う可能性を示した。

 もっとも、ウディネーゼ戦はベンチスタートの模様。スソが右サイドで引き続きスタメンを張るようだ。もともとスソに出番を防がれてしまっていた本田圭佑は、右ウイングとしてはこれでより一層出場が困難になりそうである。

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