モナコのラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】
モナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは、中国スーパーリーグ(CSL)からの巨額のオファーを3度にわたって断ったという。現地時間27日の会見でのコメントを仏紙『レキップ』などが伝えた。
マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーにレンタルされた過去2シーズンは十分な活躍を見せられず、苦しい時期を過ごしたファルカオだが、モナコに戻った今シーズンは復活。ここまでリーグアン15試合に出場して12ゴールを記録し、首位に立つチームの好調な戦いに大きく貢献してきた。
そのファルカオには、移籍市場で猛威を振るう中国のクラブから、たびたび好条件のオファーが届いていたようだ。「そういうオファーを断るのは簡単なことではないが、もう3回も”ノー”と言ったよ。クラブにとっても簡単なことではないと思う。巨大な金額を放棄しなければならないわけだからね」
金銭面では魅力的な条件を提示されながらも、モナコで成功を収めたいという思いが上回ったとファルカオは主張している。「自分のキャリアのためにもチームのためにも、ここにいることが大事だと感じられた。大きな野心と勝利のメンタリティーを持ったこのチームでプレーすることを誇らしく思っている。今年タイトルを獲得することが夢なんだ」
ファルカオにオファーを出していた中国のクラブのひとつは、ファビオ・カンナバーロ監督の率いる天津権建だったようだ。同クラブのオーナーであるシュウ・ユフイ氏は先日、ファルカオとの間で「給与とボーナスについて合意に至っていた」が、CSLにおける突然の外国人枠削減の影響で獲得を断念せざるを得なかったと話していた。
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