中国の北京国安【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ(CSL)のクラブは選手の“爆買い“で世界を騒がせているが、クラブ自体の価値も欧州の名門クラブと肩を並べる域に達しているという。米経済通信『 ブルームバーグ』が26日付で伝えた。
中国の北京国安は、クラブ株式の64%を新たなオーナーに売却することが決定したとのことだ。その売却額によれば、クラブの価値は8億ドル(約921億円)と評価されているという。
この金額は、ミランがクラブ株式譲渡に関して中国コンソーシアムと合意した売却額を上回っている。また、コンサルタント『KPMG』によるクラブ資産価値ランキングによれば、昨シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝チームであるアトレティコ・マドリーよりも上だと『ブルームバーグ』は伝えている。
北京国安は中国を代表する人気クラブのひとつではあるが、国内で最も価値の高いクラブというわけではない。CSLで6年連続優勝中の広州恒大は、昨年の株式取引額を元にすれば、クラブ価値は29億ドル(約3300億円)と見積もられるという。『KPMG』のランキングに照らし合わせれば、上位3クラブのレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナに迫る世界トップクラスの価値となる。
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