プレミアリーグで長年プレーし、昨シーズン限りで現役を引退した元ノルウェー代表DFブレデ・ハンゲランドが、練習での態度などを基準とした“怠け者イレブン“を選出した。母国ノルウェーのポッドキャスト番組での発言を、27日付の英紙『テレグラフ』などが伝えている。

　ハンゲランドはフラムで6年半、クリスタル・パレスで2年間を過ごし、ノルウェー代表としても90試合以上に出場した。チームメートなどとしてともに過ごした選手たちの中から、プロ選手にふさわしくない態度を見せていた11人を選び、エピソードなども明かしている。

　レアル・マドリーなどでもプレーしたトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールも選ばれた選手のひとり。「中盤でマークしていると、突然『腹が減った』と言ってきた。『試合が終わるのが待ちきれない。ロンドンで良いレストランを知っているか？』と」「パレスでは、ジムでのトレーニング中に、コーヒーとマフィンを傍らに置いて座っていた。当時彼は（マンチェスター・）シティ、トッテナム、パレスから同時に給料を受け取っていたが、コーヒーを飲んで座っていたんだ」とハンゲランドは振り返った。

　C・パレスでチームメートだったコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに対しては、「トレーニングを始めると言って、腕立てを5回やればもう終わりだ。真剣にやれば信じられないような選手になっていただろうね」と苦言。これに対しザハはツイッターで、「単に注目されるために元チームメートが嘘を言うのはいただけない。悲しいよ」と反論している。

　マンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグ得点王に輝いたこともあるブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフも“イレブン“に選ばれた。そのほか、ハンゲランドはGKウェイン・ヘネシー、DFクリス・ベアード、ズデネク・グリゲラ、エリック・ハーゲン、MFジミー・ブラード、ムサ・デンベレ、FWブライアン・ルイス、ボビー・ザモラの名前を挙げている。

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