マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
上海に拠点を置く中国スーパーリーグの2つのクラブは、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニーの獲得に動くことはないという。上海サッカー協会が26日に、報道を否定する声明を出した。
この冬の移籍市場でも、欧州や南米から多くのサッカー選手が中国への移籍を選んでいる。ルーニーも中国のターゲットの一人であると報じられ、特に上海申花が巨額のオファーを提示したと報じられていた。
だが上海サッカー協会は、上海申花と上海上港の2クラブがこの冬にルーニーを獲得する可能性を公式声明で否定した。「上海の2クラブは補強をすでに終えており、外国人枠は埋まっている。全くの虚偽のニュースだ」と報道について述べられている。
上海申花はこの冬にアルゼンチンのボカ・ジュニオルスからFWカルロス・テベスを獲得。上海上港はチェルシーからMFオスカルを獲得した。両クラブは、健全経営のため中国サッカー協会(CFA)が新たに導入した選手補強に関する規定を遵守する姿勢を見せていると上海サッカー協会は主張している。
ルーニーは先日ユナイテッドの歴代最多得点者となる通算250ゴール目を記録したが、ジョゼ・モウリーニョ監督のチームではかつてのような絶対的な存在ではなくなっている。移籍の噂も絶えないが、少なくとも上海へ行くことはないようだ。
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