ペペがレアル・マドリー退団へ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーで10年間プレーしたポルトガル代表DFペペは、クラブとの契約が満了となる来年夏に中国移籍を決断するようだ。スペイン『カデナ・コペ』が報じた。
昨夏ポルトガル代表の一員としてEURO制覇に貢献したペペは、マドリーと今季限りで切れる契約の延長交渉を進めていたが互いの溝を埋めることができなかった。選手側は2年の契約延長を望んでいたが、クラブ側は2月に34歳を迎えるベテランに1年の延長提示で譲らなかったという。
結局契約延長交渉は決裂に終わり、ペペとマドリーの10年間の関係が終わりを迎えることが濃厚になった。移籍先はかつてマドリーの指揮も執ったマヌエル・ペジェグリーニ監督率いる河北華夏幸福が最有力となっている。
ただ河北華夏幸福がペペを迎え入れるにあたって、人員整理が必要になる。中国リーグは今年から外国人枠が削減されて試合出場は3人まで、選手登録は5人までというルールになるため、エゼキエル・ラベッシ、エルサン・ギュルム、ステファン・ムビア、ジェルビーニョ、アロイジオの5人のうち最低でも1人は放出しなければならない。
マドリーでリーガエスパニョーラやチャンピオンズリーグなど数々のタイトル獲得に貢献してきたペペは、負傷などの影響もあって今季は欠場が増えている。最後の半年でサンティアゴ・ベルナベウのファンの前に立ち、もう一度元気な姿を見せられるだろうか。
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