バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、約束通りライプツィヒに今季初黒星をつけたインゴルシュタットにお礼をしたようだ。24日付の独紙『ビルト』などが報じている。
昨年12月10日に行われたブンデスリーガ第14節で、インゴルシュタットはそれまで首位に立っていたライプツィヒに1-0で勝利をおさめ、同クラブに今季初黒星をつけた。この結果、ヴォルフスブルクに5-0で勝利していたバイエルンが首位に浮上。
このことを喜んだルンメニゲCEOは当時、試合後に「インゴルシュタットには、我々からトラック一台分のヴァイスビア(白ビール)とヴァイスヴルスト(ドイツ・バイエルン州の伝統的なソーセージ)を贈らせてもらうよ」と述べ、感謝の気持ちとしてバイエルン州の名物をプレゼントすることを約束した。
その約束をルンメニゲCEOは守ったようだ。同CEOは、先週の水曜日の正午に自身がトラックを運転して80人分のヴァイスビアとヴァイスヴルスト、それにプレッツェル(ドイツ発祥の焼き菓子)をインゴルシュタットのスポーツセンターに届けたという。
そしてこの日、インゴルシュタットはルンメニゲCEOを本部に招き、当時の結果を祝って昼食会を開催。その後両クラブは、その様子を撮った写真をツイッターで投稿している。
現在2位ライプツィヒと3ポイント差をつけて首位をキープしている6連勝中のバイエルン。前半戦を終えたばかりでリーグ優勝の行方はまだ分からないが、あの時にインゴルシュタットがおさめた勝利は、リーグ5連覇を目指すバイエルンにとって今後を左右するターニングポイントの1つとなるかもしれない。
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