久保裕也がベルギー移籍へ【写真:Getty Images】
スイス1部のヤングボーイズに所属する日本代表FW久保裕也が、ベルギー移籍に近づいているようだ。ベルギー紙『ドゥ・モルゲン』など複数メディアが報じている。
記事によれば、久保は冬の移籍市場で大型補強を敢行しているベルギー1部のKAAヘント加入に迫っているという。『フートバルニュース』は「移籍はほぼ完了」と伝えた。
昨年日本代表で初キャップを刻んだ久保は、ヤングボーイズ在籍4年目のシーズンを戦っている。今季はリーグ戦14試合に出場して5ゴール2アシストを記録していた。スイスリーグはまだウィンターブレイクが明けておらず、右ひざ負傷の影響もあって昨年11月以降公式戦から遠ざかっている。
移籍先として報じられているヘントは昨季リーグ戦3位でヨーロッパリーグ(EL)本戦出場権を獲得したベルギーの強豪クラブである。しかし今季は5位に低迷しており、冬の移籍市場ではレンタルからの復帰も含めてすでに6人を補強している。
久保は現地メディアから「日本のベニト・ラマン」と紹介されていた。ベルギーU-21代表のラマンは昨年夏までヘントで活躍していた久保よりも1歳下のアタッカーで、今季からはスタンダール・リエージュでプレーしている。こういった比較は日本代表FWに対する期待のあらわれかもしれない。
なお、久保はヤングボーイズの一員としてELグループステージを戦っていたため、移籍が決まってもEL決勝トーナメントに進出しているヘントでは同大会に出場登録できない。
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