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J王者鹿島、新年度初戦はスパンブリーに逆転勝利。鈴木&P・ジュニオールが2得点

text by 編集部 photo by Getty Images

鈴木
鈴木優磨が新年度初戦で2ゴール【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 4-2 スパンブリーFC Jリーグアジアチャレンジ inタイ】

 日・タイ修好130周年を記念し、タイで開催されている2017 Jリーグアジアチャレンジの初戦が24日に行われ、鹿島アントラーズとスパンブリーFCが対戦した。

 鹿島は若手中心のメンバーで新年度最初の試合に臨む。GKに川俣、DFに伊東、植田、町田、三竿雄、MFに三竿健、久保田、田中、そして新加入のブラジル人レアンドロ、FWに金森と鈴木が起用された。

 Jリーグ王者のプライドを示したい鹿島だが、スパンブリーに先制を許してしまう。12分、GK川俣がフリーキックの処理を誤ると、こぼれ球をデラトーレに押し込まれてしまった。

 先手を取られて苦しい戦いを強いられるも、簡単に動じないのが鹿島だった。25分、コーナーキックから鈴木が相手の守備を抑えつけながらヘディングをたたき込み同点に追いつく。だが39分、チームの中で別格の存在感を放っていたデラトーレにカウンターからゴール奪われ、スパンブリーに再び勝ち越しを許してしまった。

 ビハインドを背負って折り返した鹿島は、後半開始から久保田と金森を下げてレオ・シルバとペドロ・ジュニオールを投入する。新たに加入した2人のブラジル人が流れを変えた。58分、単独で仕掛けた鈴木がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し、それをP・ジュニオールが冷静に決めて2-2の同点とする。

 さらに62分、敵陣深くまで侵入していたレオ・シルバが相手DFの間の狭い空間に絶妙なスルーパスを通し、鈴木の2ゴール目をお膳立てする。69分には直前から途中出場していた土居の折り返しにペドロ・ジュニオールが飛び込んで一気にリードを広げた。

 その後は残された交代枠を使いながら2点のリードを守りきった鹿島がスパンブリーに逆転勝利を収めた。新年度の初戦は若手と外国人の様々な組み合わせを試しながら、最後はしっかりと勝ち切る鹿島らしい戦い方を示す一戦となった。

【得点者】
12分 0-1 デラトーレ(スパンブリー)
25分 1-1 鈴木優磨(鹿島)
39分 1-2 デラトーレ(スパンブリー)
59分 2-2 P・ジュニオール(鹿島)
62分 3-2 鈴木優磨(鹿島)
69分 4-2 P・ジュニオール(鹿島)

【了】

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