ユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスの守護神であり主将を務めるイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、試合後にゴールレフェリーを務めていたパオロ・タリアヴェント氏とハグをしたことについて、SNS上で批判の声が上がっているようだ。23日付の伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが報じている。
セリエA第21節が現地時間22日に行なわれ、ユベントスは2-0でラツィオに勝利をおさめた。この試合でほとんど何もすることがなかったブッフォンは、試合後にタリアヴェント氏のもとに近づくと、軽く会話をした後に微笑みながらハグ。この場面がカメラに抜かれたことでSNS上で話題になっている。
セリエAおよびFIFAのサッカー審判員であるタリアヴェント氏は、これまでに何度か誤審などにより論争の的にされてきたレフェリーだ。その代表的な誤審の1つが、2012年2月25日に行われたセリエA第25節ミラン対ユベントスの試合で、当時ミランに所属していた元ガーナ代表MFサリー・ムンタリ(現ペスカーラ)が決めたゴールを認めなかったことである。
こういった背景を受けて、ユベントスのライバルチームのサポーターなどからは、「タリアヴェント氏とブッフォンは、おそらくムンタリのゴールについて話したのだろう」「2012年2月以来円滑に続いている友情」「チームメート同士のハグ」などといった皮肉や批判的な声が上がっているようだ。
長年セリエAの舞台で仕事をして来たブッフォンとタリアヴェント氏。お互いを良く知る両者は、穏やかな雰囲気の中でただ単に親しく挨拶をしただけなのかもしれないが、この2人がとった行動を良く思わなかった者たちが多くいたようだ。
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