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イバノビッチ、10年在籍したチェルシー退団へ。コンテ体制で居場所失う

text by 編集部 photo by Getty Images

イバノビッチ
ブラニスラフ・イバノビッチ【写真:Getty Images】

 今季でチェルシー在籍10年目で、数々のタイトル獲得に貢献してきたベテランDFがクラブとの別れを決断するかもしれない。英紙『エクスプレス』は、エバートンが獲得に関心を示していると報じた。

 エバートンはキャプテンのDFフィル・ジャギエルカがサンダーランド移籍に向かっている。そのためイバノビッチを後釜に据える考えのようだ。

 また、ポルトガル紙『ア・ボラ』によれば、チェルシーはベンフィカのDFネウソン・セメド獲得を目指しているという。コンテ監督は現時点でモーゼスしかいない右ウィングバックの層を厚くするための新戦力を探しており、ポルトガル代表経験もある若手DFに目をつけている。

 チェルシーで酸いも甘いも経験してきた32歳のイバノビッチだが、今季はアントニオ・コンテ監督の下で出場機会を失っている。3バック導入にともないサイドバックのポジションがなくなり、右ウィングバックではヴィクター・モーゼスが重用されている。

 今季のリーグ戦では4バックだった序盤戦こそレギュラーとしてプレーしていたものの、3バック導入によって徐々に出番が減り、昨年11月以降は先発出場がない。年が明けてからのリーグ戦3試合は全くチャンスを与えられなかった。

 イバノビッチはチェルシーで公式戦400試合以上に出場し、2度のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝など多くのタイトル獲得に立ち会ってきた。ファンにも愛されたベテランは、選手としてもう一度輝くため、大きな決断を下さなければいけない時を迎えている。

【了】

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