年明けから苦しむマンチェスター・シティ
ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが苦しんでいる。2017年に入ってから、プレミアリーグ4試合1勝2敗1分。得点は3、失点は8。トッテナム、リバプールという対戦相手もあったが、エバートン相手に内容も圧倒され0-4で大敗を喫するなど、パフォーマンスは安定していない。
21日に行われたトッテナム戦もホームで2点リードから追いつかれてドローに終わった。優勝争いを繰り広げると思われたチームは、現在チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内となる4位を目指す戦いに目標を変えざるを得ない状況に置かれている。
ここまでプレミアリーグ22試合を終えて、シティは勝ち点43、得失点差15の5位。グアルディオラ監督はトップチーム3クラブ目の指揮であるが、過去2クラブの就任初年度の22節時の成績を比較してみると、バルセロナ(2008/09シーズン)では勝ち点59、得失点差52。バイエルン(2013/14シーズン)では勝ち点62、得失点差52だった。
もちろんリーグのレベルや選手のクオリティなど単純に比較はできないが、いずれのチームでも2位に勝ち点10以上の差を付けて首位を独走しており、シティでの成績は決して満足いくものではなく期待を下回っているということは間違いなく言えそうだ。
ここまで苦戦している要因にはグアルディオラ監督自身がプレミアリーグにまだ適応できていないことが挙げられるだろう。トッテナム戦前の記者会見では「私はシティの選手にとって不十分なのかもしれない」と述べ、レスターに敗戦した試合後には「タックルの練習はしない」とコメントしていた。