サウサンプトンのフィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images】
サウサンプトンは、チームを去ったDFジョゼ・フォンテに代わる新たな主将として、MFスティーブン・デイビスをクラブキャプテン、DFフィルジル・ファン・ダイクをチームキャプテンに任命した。クラブ公式サイトが伝えている。
サウサンプトンのキャプテンを務めていたポルトガル代表DFジョゼ・フォンテは、ウェスト・ハムへ移籍することが20日に発表された。現地時間22日に行われたプレミアリーグ第22節のレスター・シティ戦ではファン・ダイクがキャプテンを務めている。
クロード・ピュエル監督は試合後に、デイビスとファン・ダイクの2人を新たなキャプテンに任命したことを明らかにした。試合ではファン・ダイクがキャプテンを務めるが、32歳のベテランMFデイビスにもチームのまとめ役となることが期待されているようだ。
プレミアリーグ屈指のCBの一人と評価されるファン・ダイクにも移籍の噂は絶えず、マンチェスター・シティやチェルシーなど国内ビッグクラブからの関心が取りざたされている。キャプテン指名は、フォンテに続いてファン・ダイクを手放すことはないというクラブからのメッセージかもしれない。
レスター戦ではファン・ダイクは後半に負傷し、54分での交代を余儀なくされることになった。25日にはリーグ・カップ準決勝2ndレグのリバプール戦、28日にはFAカップ4回戦のアーセナル戦が行われるが、ファン・ダイクがこれらの試合に出場できるかどうかは「分からない」と指揮官はコメントしている。負傷の程度によっては、この冬の移籍市場での去就に影響が出てくる可能性もある。
フォンテ、ファン・ダイク、デイビスらが出場しなかった18日のノリッジ・シティ戦(FAカップ3回戦再試合)では、DF吉田麻也がクラブ加入以来初のゲームキャプテンを務めていた。ファン・ダイクが負傷で欠場することになれば、強豪相手のカップ戦で吉田が重要な役割を担うことになるかもしれない。
【了】