チェルシーのジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】
チェルシーは、1億3000万ポンド(約184億円)という高額の移籍金でスペイン代表FWジエゴ・コスタを中国に売却することをを望んでいるという。22日付の英紙『サンデー・タイムズ』が伝えている。
移籍市場で欧州や南米から多くのスター選手を引き抜いている中国スーパーリーグのクラブは、D・コスタにも関心を示していることが盛んに報じられてきた。ここ最近ではコスタがアントニオ・コンテ監督と衝突したとして、中国への移籍が加速しつつあるとの憶測も持ち上がっていた。
『サンデー・タイムズ』によれば、コスタは2014年にチェルシーに加入して以来イギリスでの生活に馴染みきれておらず、クラブ内やリーグ内の他選手と比較した自身の報酬額にも不満を抱いているという。チェルシーから上海上港へ移籍したMFオスカルから中国での高額報酬の話を聞いたことも影響し、中国行きに関心を抱いている模様だとみられている。
チェルシーもコスタの売却に前向きなようで、1億3000万ポンド以上で同選手を獲得する中国のクラブを探すよう同選手の代理人に要請したとのこと。実際にこの金額での取引を成立させることが可能だと考えており、この冬の移籍市場での放出に応じる意思もある模様だと伝えられている。
移籍金1億3000万ポンドを支払うクラブが現れるのであれば、昨夏マンチェスター・ユナイテッドがMFポール・ポグバを獲得した際の移籍金を大きく上回り、サッカー界の史上最高額となる。コンテ監督はコスタとの衝突を否定し、同選手が残留を望んでいるとも主張しているが、今後何らかの動きはあるのだろうか。
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