ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
ニースのFWマリオ・バロテッリは、フランス・リーグアンでの試合で人種差別的な対応を受けたとして観客に苦言を呈している。
現地時間20日に行われたリーグアン第21節の試合で、ニースはアウェイでバスティアと対戦。1-1のドローに終わったが、モナコを抜き返して暫定首位に再浮上している。
この試合にフル出場したバロテッリは、翌21日にインスタグラムで試合についてのコメントを投稿。「昨日のバスティア戦の結果は妥当だった。もっと頑張って目標達成を目指していきたい。審判も良かった」と述べつつ、「フランスの人々に聞きたいことがある」と続けた。
「バスティアのサポーターが試合を通してサルの鳴き声や『ウー・ウー』という声を出して、『規律委員会』の誰一人として何も言わないのは普通のことなのか? フランスでは人種差別は合法なのか? それともバスティアだけか?」とバロテッリは、自身が試合で受けた対応についての不満を述べている。
「サッカーは素晴らしいスポーツだが、バスティアサポーターのような人々はそれを酷いものにしてしまう。本当に恥ずべきことだ」と強い言葉で相手サポーターを非難。バロテッリはフランスで復活の気配を見せており、チームも首位争いを繰り広げているが、この日の試合は後味の悪いものとなってしまったようだ。
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