サンプドリアの元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは、今後の去就の選択肢のひとつとして噂されていた中国への移籍を否定した。20日に伊メディア『スカイ・スポーツ』にコメントしている。

　カッサーノは昨年トラブルを起こしたことでサンプドリアとの関係が悪化し、今季は構想外の状態に置かれて完全に出場機会を失っている。冬の移籍市場でクラブを去ることになるかどうかが注目されており、中国からオファーが届いているとも報じられていた。

　2017年夏まで残っているサンプドリアとの契約を冬に解除することを求めているという報道については、事実であることを認めた。「クラブに契約解除を要求した。連絡を待っているところだ」とカッサーノは話している。

　一方で、世界各国から多くのスター選手を買い集めている中国へ行くことは全く考えていないようだ。メディアからの質問に「そんなところに何をしに行くというんだ？」と返答した。

　現時点ではイタリア国内からのオファーもないと伝えられており、サンプを退団したとしても行き先が見つかるかどうかは不透明。現役引退が近いとも噂されている。能力を高く評価されながらも素行の問題などから波乱万丈のキャリアを送ってきたが、再びプレーが話題となる日は来るのだろうか。

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