ユベントスのパトリス・エブラ【写真:Getty Images】
クリスタル・パレスへ移籍することが濃厚とも報じられていたユベントスのフランス代表DFパトリス・エブラだが、新たな移籍先の候補も浮上している。イタリアやフランスなどの複数メディアが20日に伝えた。
現在35歳のエブラは、今季のユベントスで先発出場の機会が減少し、この冬に移籍する可能性が取りざたされてきた。本人が古巣マンチェスター・ユナイテッドでの現役引退を望んでいるという話や、バレンシアからの関心などの噂もあったが、その後C・パレスへの移籍成立に近づいていると報じられた。
だが仏紙『レキップ』は、エブラの母国フランスのリヨンが同選手の獲得に関心を示していると伝えた。ユーベはリヨンのU-21フランス代表MFコランタン・トリソに関心を抱いているとも噂されており、両選手の移籍交渉があわせて進められる可能性もあるかもしれない。
一方で、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、シャルケもエブラの移籍先の候補に浮上しているという。シャルケの左SBであるガーナ代表DFアブドゥル・ラーマン・ババは、アフリカ・ネーションズカップで左膝の靭帯に重傷を負い、離脱を強いられる見通し。その穴埋めのためエブラの獲得を検討しているとのことだ。
ユーベはシャルケのボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツの獲得を望み、シャルケとの契約が満了する今季終了後の獲得が合意したと報じられていた。エブラがこの冬にユーベを去るのであればコラシナツの加入が早まる可能性もあるとみられていたが、両選手がトレードされる形でそれが実現することになる可能性も出てきたとみられている。
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