サミル・ナスリとダビド・シルバ【写真:Getty Images】
移籍市場で積極的にスター選手を買い集めている中国スーパーリーグのクラブが次に狙っているのは、マンチェスター・シティが保有権を持つ2人のMFかもしれない。20日付の英紙『ザ・サン』が伝えている。
中国の河北華夏はシティのスペイン代表MFダビド・シルバと、シティからセビージャへレンタルされている元フランス代表MFサミル・ナスリを来夏に獲得することを望み、巨額のオファーを準備しているという。シルバには5000万ユーロ(約71億円)、ナスリには3000万ユーロ(約42億6000万円)という移籍金に加え、高額の年俸も用意される見通しとのことだ。
河北華夏を率いているのは、昨シーズンまで3年間シティを率い、シルバやナスリとともに仕事をしていたマヌエル・ペジェグリーニ監督だ。アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシらも所属するクラブに、自らのよく知る2人の選手を古巣から招きたいと考えているようだ。
だが、クラブ関係者による情報として伝えられたところによれば、シルバは「クラブを去ることに全く関心がない」とのこと。一方で、ナスリに関しては「シティでのキャリアは事実上終わった」ため、セビージャへのレンタルが満了すれば中国行きについて検討する可能性もあるとされている。
一方でペジェグリーニ監督は、ウェスト・ハム退団を強く望んでいるフランス代表MFディミトリ・パイエを獲得することも望み、週給50万ポンド(約7100万円)という破格の条件を提示したという。だが母国のマルセイユへの復帰を望むパイエはこれを断ったとのことだ。
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