インサイドハーフでスタメン濃厚の香川真司
ブンデスリーガ再開初戦はスタメン濃厚の香川真司【写真:Getty Images】
一方、ドルトムントの攻撃陣では、香川真司の先発が予想される。ソクラティスと同様に、デンベレもまだ様子見だ。トゥヘルは会見で、CFにはオーバメヤンの代わりにシュールレの起用を明言した。エースは現在アフリカ選手権に参戦中だ。パーダーボルン戦で“CF”シュールレと良好なコンビネーションを見せたゲッツェも、同戦に続き右ウイングで起用されるだろう。
スペイン合宿中に復帰したゲレイロも、ウインターブレイク中のテストマッチでは、復帰後の2試合とも途中出場。トゥヘルの中でインサイドハーフのファーストチョイスは、まずは香川とカストロということになりそうだ。
パーダーボルン戦で香川は相手の激しいプレスに苦しんだ。しかしテストマッチと違って交代人数に限りのある公式戦で、ブレーメンは90分を度外視したプレッシングを序盤から仕掛けては来ないだろう。
比較的余裕のあるスペースで、バイグルのビルドアップを助けたり、左ウイングのロイスとシュールレのコンビネーションを活かしたりするようなプレーで、ドルトムントの戦いに貢献したい。そしてゴール前に飛び込んで、得点を狙いたいところだ。
CB陣が局地的に野戦病院化したドルトムント。まずは先制点を与えず、チーム一丸となって、後期の初戦で勝利を掴みたい。
(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)
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