テロリスト指定されたモハメド・アブトレイカ氏【写真:Getty Images】
かつてエジプト代表として活躍した元サッカー選手のモハメド・アブトレイカ氏が、ムスリム同胞団とつながっているとしてエジプト政府から”テロリスト”に指定された。18日に英メディア『BBC』が報じている。
同メディアによると、エジプト政府から”テロ集団指定”を受けている「ムスリム同胞団」に対してアブトレイカ氏が財政的な支援を行っているとのこと。テロリスト指定を受けると、外国への渡航を禁止されパスポートと資産が凍結されることになる。
38歳のアブトレイカ氏は、現役時代にエジプト強豪のアル・アハリやUAEのバニーヤースなどで活躍していた。2005/2006シーズンにはエジプトリーグで得点王になり、2006年には日本で開催されたクラブW杯で得点王に輝いている。エジプト代表としても通算100試合以上に出場したスター選手だ。同選手の弁護士を務めるモハメド・オスマン氏は「この決定に異議を唱える」と答えている。
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