ウェスト・ハムに所属するディミトリ・パイエ【写真:Getty Images】
ウェスト・ハムに所属する29歳のフランス代表MFディミトリ・パイエは、リーグアンのマルセイユから届いたオファーを拒否したクラブを脅したようだ。17日付のスペイン紙『アス』が報じている。
個人的な理由により、フランスへ戻りたがっているとみられているパイエ。しかし、2年間を過ごした古巣マルセイユから届いたオファーをウェスト・ハムが拒否したことでパイエは不満を爆発させ、プレーを拒否するという強硬手段に出てウェスト・ハムとの関係が悪化している。
そこでパイエは、さらにウェスト・ハムを脅迫したようだ。「もし僕を売らなければ自ら十字靱帯を損傷することを誓う」と、パイエはかなり強い表現を用いて述べると、「僕はここに加入してからずっとこのチームを助けて来たのに、この対応にショックを受けている。僕も一人の人間だ。僕の将来を選ぶ権利があるし、僕にとって将来はマルセイユだけだ」と語り、何としてでもチームから出て行きたい意向を示している。
一方で、マルセイユにとって大きな障害となっているのは、ウェスト・ハムが3000万ポンド(約41億円)から3500万ポンド(約48億)程度に見積もっているとされている高額な移籍金のようだ。今週の月曜日には、最初のオファーから100万ポンド上乗せした2000万ポンド(約27億4000万円)のオファーを再び提示したものの、あまりにも低すぎると判断してウェスト・ハムは再び拒否したとされている。
移籍を強く望んでいるパイエ。果たしてクラブはパイエのこの強い要求に耳を傾け、移籍金の金額を下げようとするだろうか。
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