MF：サミル・ナスリ

マンチェスター・シティ→セビージャ

　昨年夏、ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したシティで減量を命じられ、その後2008年から過ごしたイングランドをあとにした。シティで構想外だったナスリは指揮官に追い出されたという説もあったが、移籍後に「ペップは最後まで残留を望んでくれていた」と、ナスリ本人が明かしている。

　いずれにせよ、移籍という決断がナスリにとって正解だったことは明らかだった。ここまでリーガエスパニョーラで12試合に出場して2ゴール1アシストと数字はそこまでではないものの存在感を見せており、好調セビージャで躍進の原動力の一つになっている。

「本来のレベルを取り戻せる場所」「僕が望まれる場所」に行きたかったと話していたナスリは、新天地で10番をまとい、理想的な移籍に成功している。