セビージャがレアル・マドリーに勝利【写真:Getty Images】
【セビージャ 2-1 レアル・マドリー リーガエスパニョーラ 第18節】
スペイン・リーガエスパニョーラ第18節が現地時間の15日に行なわれ、セビージャとレアル・マドリーが対戦した。
セビージャとマドリーの両チームはスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)5回戦でもホーム&アウェイで対戦し、1勝1分けのマドリーが準々決勝へと勝ち進んだ。ここ2週間で3度目の顔合わせであり、セビージャの本拠地サンチェス・ピスファンでの中2日での2連戦となった。
マドリーはコパの2試合に出場していなかったC・ロナウドも先発に復帰。最終ラインはナチョ、S・ラモス、ヴァランの3バックを敷く。セビージャの清武弘嗣は残念ながらベンチ入りしなかった。
お互いをよく知る両チームは前半からインテンシティの高い争いを繰り広げるが、決定的な形でゴールに迫るチャンスはなかなか生まれない。34分にナスリのシュートがマドリーのゴール正面を突くなどの場面もあったが、ともに無得点のまま前半を折り返した。
後半立ち上がりにはセビージャが決定機を迎えるが、バスケスのシュートはGKナバスがわずかに触ってゴール上へ。55分にもベン・イェデルのシュートをナバスが好セーブで阻むなど、コパの借りを返したいセビージャが積極的に仕掛けていく。
だが先制点を奪ったのはマドリー。65分、エスクデロのバックパスを奪ったカルバハルがエリア内へと侵入すると、足元へ飛び出したGKセルヒオ・リコと交錯して転倒。このプレーに対してPKが与えられ、C・ロナウドが今季リーガ12点目となるゴールを左隅へ蹴り込んだ。
しかし85分、予想外の形でセビージャに同点ゴールが生まれる。右サイドからのFKをサラビアがニアに鋭く蹴り込むと、クリアを試みたS・ラモスのヘディングがそのままゴールネットへ。古巣相手のオウンゴールでスコアは1-1の同点に。
セビージャはその直後にも2つの決定的な形でゴールに迫ったが、オウンゴールを帳消しにしたいS・ラモスが必死の守備で逆転ゴールを許さない。だがアディショナルタイムを迎えた92分、インテルから新加入のヨベティッチがドリブルで持ち込みエリア手前からシュートを放つと、ナバスの手を弾いたボールがネットに収まりセビージャが逆転に成功した。
そのままタイムアップを迎え、セビージャが2-1で勝利。マドリーは今季初黒星を喫し、スペイン記録を更新していた公式戦連続無敗記録は「40」でストップした。首位を守るマドリーは1試合を多く残しているとはいえ、2位セビージャとの差は1ポイント、3位バルセロナとの差は2ポイントに縮まっている。
【得点者】
67分 0-1 C・ロナウド(レアル・マドリー)
85分 1-1 オウンゴール(セビージャ)
90+2分 2-1 ヨベティッチ(セビージャ)
【了】