マンチェスター・ユナイテッドのメンフィス・デパイ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、FWメンフィス・デパイに対して他クラブからのオファーを受けたことを認めつつ、金額的にユナイテッドが納得できるような条件ではなかったと明かしている。13日付の英紙『インディペンデント』などが会見での指揮官のコメントを伝えた。
2015年夏に補強の目玉としてユナイテッドに加入したデパイだが、2年目の今シーズンは大幅に出場機会が減少。モウリーニョ監督は、適切なオファーがあれば放出に応じるという姿勢を示している。
フランスのリヨンがそのデパイの獲得を望み、1300万ポンド(約18億円)のオファーを出したものの、ユナイテッドに断られた模様だと報じられていた。モウリーニョ監督は、オファーを出してきたクラブ名は明らかにしていないが、満足できない金額のオファーがあったことは事実だと語った。
「我々にとっては、合理的には程遠いオファーだった。彼はまだ我々の選手だ。移籍ウインドウが終わってまだここにいたとすれば、彼もチームの一員だ」とユナイテッド指揮官は話している。
ユナイテッドがPSVからデパイを獲得した際には、2500万ポンド(約35億円)の移籍金が投じられた。全額の回収が不可能であることは受け入れるとしても、ユナイテッドは1500万ポンド(約21億円)以上での売却を望んでいるのではないかとみられている。
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