クラブ周辺筋が明かした日本代表MFの動向
清武がレアル・マドリーとのスーパーカップに先発起用され、セビージャでの最初の数試合で好印象を残していた頃から、これまで色々なことが起きてきた。
シーズン折り返しを迎えた現時点で清武は9試合の出場にとどまっており、得点はリーガ開幕戦でエスパニョールから奪った1点のみ。国内リーグでは11月末のバレンシア戦以来、招集メンバーに含まれながらもピッチに立つことはできていない。
この時期を迎え、ラングレとヨベティッチをチームに加えたセビージャは、3人目の選手を獲得したいのであれば空席をつくらなければならない。今後の数週間でチームを去ることになる候補選手は何人もいるが、一見した印象とは異なり、清武はその退団に向けた序列の前方に位置するわけではない。
現時点では何も新たな動きはない。クラブ周辺筋によれば、この冬の移籍市場で好条件のオファーが届かない限りは、清武はセビージャを離れはしないとのことだ。
2月にはチャンピオンズリーグも再開するし、リーガにおいてはセビージャはレアル・マドリーを追い続けている。首位マドリーに次ぐ2位につけており、日曜日には勝ち点差を1ポイントに縮められるチャンスとなる決戦を迎える。サンパオリ監督はその夢想を抱いており、白い巨人への重圧を強めてタイトル候補に名乗りを挙げたいという野心を隠してはいない。
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