上海上港に加入したオスカル【写真:Getty Images】
チェルシーから中国スーパーリーグの上海上港へ移籍したブラジル代表MFオスカルは、高額報酬を提示されたことが中国行きの理由のひとつだったと認めつつ、批判に値するようなことではないと主張した。11日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが同選手のコメントを伝えている。
オスカルは昨年12月に、中国からのオファーに応じて上海へ移籍することが決定。現在はカタールのドーハでチームのトレーニングキャンプに参加しており、現地時間9日に行われた親善試合では早速の初ゴールを記録している。
欧州のトップリーグを離れることになったが、自身のキャリアにとって後退だとは感じていないとオスカルは主張している。「ステップダウンだとは思わない。中国は素晴らしいプロジェクトを進めていると思う。将来的に中国が世界最高のリーグのひとつになることは間違いないと思っている」
中国から提示された巨額の報酬に魅力を感じたことは認めながらも、金銭面の条件を判断材料とするのはごく普通のことだという考えを述べた。「こういうことは全ての選手に起こるものだ。金のためという目的がないのなら、ブラジルを離れることもなかっただろう」
「欧州へ移籍するのは金のためでもあるし、良いクラブでプレーするためでもある。上海にも、世界最高のリーグのひとつになりたいというプロジェクトがある。オファーに応じるのに時間はかからなかった。家族も代理人も、全員がすぐに受け入れたよ」
MFパウリーニョ(広州恒大)やレナト・アウグスト(北京国安)などの例もあり、中国移籍がブラジル代表でのキャリアに影響するとも考えていないようだ。「問題だとは思わない。自分のチームで良いプレーができていれば、問題なく代表チームに入ることができるだろう」
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