世界最高年俸選手となったカルロス・テベス【写真:Getty Images】
近年サッカー界を震撼させている中国資本だが、年俸ランキングにおいて明確な変化が訪れている。
今冬に上海申花に加入したカルロス・テベスはクリスティアーノ・ロナウドとリオエル・メッシを抜き、世界最高年俸のサッカー選手となった。さらには元チェルシーのオスカール、天津権健がユベントスから“強奪”に成功したアクセル・ヴィツェルといった選手も中国スーパーリーグ(CSL)に参戦。この結果、2日には実に世界の年俸トップ10のうち5選手が中国スーパーリーグの選手が占める結果となったと英紙『ザ・サン』が報じている。
1.カルロス・テベス(上海申花):3198万ポンド
2.クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー):2728万ポンド
3.エセキエル・ラベッシ:(華夏幸福):2080万ポンド
4.オスカール(上海申花):2080万ポンド
5.リオネル・メッシ(バルセロナ):1885万ポンド
6.ガレス・ベイル(レアル・マドリー):1800万ポンド
7.フッキ(上海申花):1664万ポンド
8.アクセル・ヴィツェル(天津権健):1532万ポンド
9.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド):1508万ポンド
10.ネイマール(バルセロナ):1360万ポンド
この状況に『ザ・サン』は元バルセロナのシャビの「ヨーロッパは唯一の世界最高の舞台ではなくなる」とのコメントを紹介。中国がサッカー界においてゲームチェンジャーとなりえることを危惧している。一方で、この異常事態には中国政府も危機感を持っているようで、5日はイギリス『BBC』が巨額資金投入に制限をかける可能性を指摘している。
今、サッカー界で最も影響力を持つ国の一つとなっている中国。このままサッカー界を変革していくのだろうか。
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