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マンC、ペップ就任も募る新GKへの不安感。5位転落で優勝候補筆頭からトップ4候補へ【欧州主要クラブ中間査定】

2016/17シーズンの欧州サッカーも前半戦を終えた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はマンチェスター・シティを振り返る。(文:山中忍【ロンドン】)

シリーズ:16/17欧州主要クラブ中間査定 text by 山中忍 photo by Getty Images , Editorial Staff

ハート放出で足元に優れるブラボを獲得

ブラーボ
足元の技術の高さが評価されたGKクラウディオ・ブラボ【写真:Getty Images】

 夏の補強にはペップ・グアルディオラ新監督も納得と思われた。攻撃陣では、定位置を奪えずにいたウィルフィリード・ボニーと体重オーバーで夏を迎えたサミル・ナスリがレンタルで「整理」され、ノリートとイルカイ・ギュンドアンが加入。26歳の後者は中盤中央を務める守備力も備え、33歳のヤヤ・トゥーレに代わる新たな中核と目された。

 DF陣にも、怪我の多いバンサン・コンパニの長期的後継者としてジョン・ストーズを獲得。ボールの持てる新CBは貴重な国産の22歳でもある。ジョー・ハートにレンタル移籍を敷いたクラウディオ・ブラボ獲得には疑問も持たれたが、このGK交代も「足下」を重視する指揮官の意向によるものだ。

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