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セリエA 8年前

ミラン、新指揮官のもとチームは成長。本田はバックアップとしての存在感を放てず【欧州主要クラブ中間査定】

2016/17シーズンの欧州サッカーも前半戦を終えた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はミランを振り返る。(文:神尾光臣【ミラノ】)

シリーズ:16/17欧州主要クラブ中間査定 text by 神尾光臣 photo by Getty Images , Editorial Staff

小規模ながら補強を敢行。ベルルスコーニ名誉会長が最後の貢献

ラパドゥーラ
昨季のセリエB得点王のジャンルカ・ラパドゥーラ【写真:Getty Images】

 中国系コンソーシアムと経営譲渡交渉を迎えるにあたり、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長はクラブに最後の貢献を果たすべくそれなりの補強を行なった。

 昨季のセリエB得点王ジャンルカ・ラパドゥーラを約900万ユーロの移籍金で獲得したのを筆頭に、昨季のトルコ・シュペルリグ最優秀選手のホセ・ソサ、また将来性が評価されていたグスタボ・ゴメスを完全移籍で獲得。故障者が多く層の薄さも心配されていた中盤にはマティアス・フェンルナンデスやマリオ・パザリッチをレンタルで充当し、リーベルプレートからリオネル・バンジョーニを移籍金ゼロで獲得した。

 ユベントスやインテルの大型補強と比較すると小規模にも思えるが、経営難で資金投入が憚れる状況にあって約2600万ユーロの資金を投下している。

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