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横浜FM、選手流出続く。兵藤の札幌移籍が決定

text by 編集部 photo by Getty Images

兵藤慎剛
兵藤慎剛【写真:Getty Images】

 北海道コンサドーレ札幌は10日、横浜F・マリノスからMF兵藤慎剛を完全移籍で獲得したことを発表した。

 31歳の兵藤は、名門・国見高校から早稲田大学に進学し、2008年に横浜FM入団。その後、横浜FM一筋のキャリアを続けていたが、2016年シーズンはJ1で18試合出場にとどまった。

 兵藤は札幌の公式サイトで、「新たな挑戦を受け入れてくれたクラブに感謝しています。チームと一緒に自分自身も成長できるよう頑張ります」とコメント。「J1残留はもとより、一つでも上の順位でシーズンを終え、ファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるよう全力で戦いますので、宜しくお願い致します」とあいさつをしている。

 横浜FMの公式サイトでは、「大学を卒業してから9年間、トリコロールのユニフォームを着て戦えたことを、心より誇りに思います」と語り、「今年で32歳を迎えるにあたり、あと何年、現役選手としてプレーできるかを考え、サッカー選手として、後悔のない終わり方をするためにはどうすればよいかを悩み抜き、最終的に移籍を決断致しました。正解はないですし、この判断を正解にできるかどうかは自分次第だとも思います」と、悩んだ上での決断だったことを明かしている。

 中村俊輔や榎本哲也といったクラブの象徴的な選手が他クラブへ移籍した横浜FMは、さらに主力を失うことになった。

【了】

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