FIFAワールドカップのトロフィー【写真:Getty Images】
現地時間8日にスイスで行われた国際サッカー連盟(FIFA)の会合において、ワールドカップ(W杯)の参加国数を48ヶ国に拡大する案が口頭合意に達した模様だ。8日付のスペイン『アス』やブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、現在32ヶ国で開催されているW杯の出場チーム数を48ヶ国に拡大する案を推し進める意志を表明していた。2018年ロシア大会、2022年カタール大会は32ヶ国での開催が決まっているが、2026年大会からの拡大が計画されている。
8日にはこの案について、各大陸の代表者の間で口頭合意が得られたとみられている。正式発表は10日に行われることが予想されている。
大会方式はやはり、48ヶ国を3チームずつ16のグループに分け、各グループの上位2チームが決勝トーナメントへ進む形となるようだ。計80試合が開催され、大会期間は現在とほぼ同じ32日間となることが想定されている。
『グローボエスポルチ』は、正式決定ではないとしながらも、各大陸の出場枠に関しても仮合意が得られたと伝えている。欧州が16チーム、アフリカが9.5チーム、アジアが8.5チーム、南米と北中米カリブ海がそれぞれ6.5チーム、オセアニアが1チームという割り当てになるという(0.5は大陸間プレーオフで争われる出場枠)。
1930年のW杯第1回大会は13ヶ国で開催され、34年大会から16ヶ国、82年大会から24ヶ国、98年大会から32ヶ国へと出場枠が拡大されてきた。大会設立から一世紀を迎える直前に、W杯はさらにその規模を拡大することになるのだろうか。
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