診断
補強診断 B
大ブレイクした江坂や主力に定着した奥井の貢献度は高かったが、ペチュニクや岩上、沼田は期待を裏切った。今季の躍進は必ずしも新戦力のおかげというわけではなく、既存の主力選手も含めたチーム全体の底上げがあったからこそだろう。
総合力診断 B
失点数を36に抑えられたことが年間5位という結果につながった。得点力は決して高いとは言えず、10位前後のクラブと同水準だった。少ない得点数でもしぶとく戦って勝利を積み重ねた勝負強さは賞賛されるべきかもしれないが、ゴールが多いに越したことはない。
仮に他の上位陣と同じくらい、シーズンを通して55得点以上を奪えていればACL出場権争いや優勝争いに絡んでもおかしくなかった。パスを主体にした攻撃は魅力的だったが、最後の局面は家長や江坂、泉澤仁らの個人能力に頼っていた側面もあり来季は改善が求められる。
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