横浜F・マリノスに加入する扇原貴宏【写真:Getty Images】
名古屋グランパスに所属していた元日本代表MF扇原貴宏は、横浜F・マリノスへ完全移籍することが決定した。7日に両クラブから発表が行われている。
セレッソ大阪の下部組織で育った扇原は、2010年にC大阪トップチームにデビュー。12年間を過ごしたC大阪を昨年7月に離れて名古屋へ移籍したが、加入後2試合で負傷による離脱を強いられ、その後は天皇杯での1試合出場にとどまった。
名古屋をクラブ初のJ2降格から救うことはできなかったが、「この半年で素晴らしいチームメイト、スタッフそして熱いファン、サポーターをはじめとしたクラブに関わる多くの皆様と出会い、一緒に戦えたことは大変いい経験になりました」と扇原は別れのコメントを述べている。
新天地となる横浜FMも、公式サイトで扇原のコメントを伝えている。「Jリーグ発足時のオリジナル10である横浜F・マリノスに加入できることをとても光栄に思います。素晴らしい伝統に恥じることの無いよう、クラブのために自分の持っている全てを発揮します」と意気込みを見せた。
扇原は2012年にU-23日本代表としてロンドン・オリンピックに出場し、2013年にはA代表デビューも飾った。昨年は苦しい1年を過ごすことになったが、新天地で再び輝くことができるだろうか。
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