横浜F・マリノスのカイケ【写真:Getty Images】
ブラジルの名門グレミオは5日、横浜F・マリノスに所属するブラジル人FWカイケの獲得に向けた交渉が合意に至らず、交渉を打ち切ったことをクラブ公式サイトに掲載した声明で明らかにした。
カイケは2016年3月にフラメンゴから横浜FMに完全移籍。3年契約をあと2年残しているが、グレミオは同選手を期限付き移籍で獲得することを望み、交渉を行っていることが報じられていた。
「グレミオはカイケ・ロドリゲス選手との契約に関心を持っていたが、契約のいくつかの面に関して両者は合意に至らず、交渉を完了させないことを決定した。クラブはメンバー強化に向けて他の交渉を続けていく」とグレミオは発表を行っている。
ブラジルメディアの報道によれば、カイケはグレミオの本拠地ポルトアレグレを訪れ、メディカルチェックにも合格していたとのこと。だが、レンタル期間の終了後にグレミオがカイケを完全移籍で獲得する際に年俸を引き上げるという条項について合意が得られなかったと伝えられている。
横浜FMではJ1で23試合に出場して4ゴールを挙げたカイケだが、9月には規律違反によりクラブから練習参加禁止の処分を下された。”トラブルメーカー”となってしまったブラジル人アタッカーは帰国が濃厚視されていたが、今後の去就は不確定な状況となった。
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