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マンU、改めてベンフィカDF獲得に迫る? ”ドタキャン”の原因は解決へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ビクトル・リンデロフ
ベンフィカのビクトル・リンデロフ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは、改めてベンフィカ所属のスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフの獲得に近づいているようだ。5日付の英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。

 ユナイテッドは冬の移籍市場で守備の強化を図るため、リンデロフを補強の最大のターゲットとして交渉を進めているとみられていた。だが昨年末に突然獲得がキャンセルされ、交渉が白紙に戻されたことが報じられた。

 現在のDF陣が好調なプレーを見せていることで、ジョゼ・モウリーニョ監督が補強不要と判断したことがその理由だとも伝えられていたが、別の理由もあったのだという。ベンフィカと、リンデロフの前所属クラブであるスウェーデンのヴェステロースとの間で、移籍金の取り分に関する交渉のもつれが生じたことも原因だとみられている。

 ヴェステロースは、リンデロフがベンフィカから他クラブに移籍する際の移籍金の20%を受け取る権利を持っているとのことだ。一方で、ベンフィカとの間で未払金を巡る紛糾もあり、ベンフィカがヴェステロースとの再交渉を望んだことがユナイテッド移籍交渉の遅延に繋がったという。

 だが、その問題は解決に近づいているようだ。ヴェステロースの会長はスウェーデンメディアに、「近いうちに解決されることが期待できる」と前向きな様子を見せている。ユナイテッド移籍に向けた障害は取り除かれつつある模様だ。

 ユナイテッドはリンデロフを獲得するため、DFとしてはクラブ史上最高額となる3800万ポンド(約54億円)の移籍金を支払うことになるとみられる。スウェーデン3部の小クラブであるヴェステロースは、当初の合意の通りなら760万ポンド(約10億8000万円)を受け取る計算となる。

【了】

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