中国移籍が発表されたジョン・オビ・ミケル【写真:Getty Images】
チェルシーに所属するナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルは、6日にツイッターを通してファンとクラブへの別れのメッセージを述べ、中国スーパーリーグの天津泰達への移籍を発表した。
ミケルが天津への移籍に近づいていることは盛んに報じられていた。両クラブから正式な形での発表こそ行われていなかったが、5日にメディカルチェックのため中国入りしたとみられるミケルの写真もSNS上で出回り、事実上移籍が決定したことが明らかとなっていた。
そのミケルは、「チェルシー・ファミリーへの手紙」と題してツイッターで投稿した声明を通して中国行きを発表。19歳の頃から10年半を過ごしてきたチェルシーでのキャリアを振り返るとともに、ファンやクラブへの感謝の思いを述べている。
「10年間、374試合出場、11のトロフィーを獲得して、グッドバイを言う時が来た」とミケルは冒頭で述べた上で、チェルシーで獲得してきたタイトルについて回想。最高の思い出としてはやはり、クラブ史上初となった2012年のチャンピオンズリーグ制覇が特別な瞬間となったことを強調している。
今シーズンのチェルシーで出場機会の減少していたミケルは、「29歳の僕にはまだこれから何年も時間が残っている。新しい挑戦を求める時だと感じた」と移籍決断の理由を説明。「中国スーパーリーグは本当に今飛躍しようとしている。今後数年の天津のピッチ内外での成長を助けたい」と新天地での抱負を述べた。
ミケル自身による発表に続いて、チェルシーも同選手の移籍を正式に発表した。報道によれば、ミケルは週給14万ポンド(約2000万円)で天津と3年契約を交わしたとみられている。この冬にチェルシーから中国へ向かうのは、上海上港への移籍が決まったブラジル代表MFオスカルに続いて2人目となる。
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