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Jリーグ 8年前

鹿島、“常勝軍団”の強さ示した1年。金崎・永木の補強が2冠達成の原動力に【2016年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

クラブW杯で柴崎らの評価は急上昇。SB、GK陣の補強を

柴崎
クラブW杯でレアル・マドリー相手に2得点を奪った柴崎岳【写真:Getty Images】

 一人で複数の相手を引けつけるだけでなく、包囲網を楽々と突破できるカイオの傑出した能力を失ったのはやはり痛かった。代わりに入ったファブリシオも高い能力を持っているが、背番号7の存在の大きさを痛感させられることになった。鹿島は個人に依存するチームではないとはいえ、ずば抜けた『個』を持つ選手は確保したいところ。

 ヴィッセル神戸から加入するペドロ・ジュニオールがこの問題を解決してくれそうだが、一人ひとりのレベルアップも欠かせない。アルビレックス新潟からレオ・シルバの獲得にも成功した。

 クラブW杯で躍動し、レアル・マドリーから2得点を奪った柴崎岳は移籍の噂が絶えず、昌子源や土居聖真も評価を高めたはず。大黒柱となるべき面々がチームを去った時のためにも、若手にも奮起が求められる。

 戦力的には左SBの数が少なく、現状は山本脩斗のみという状況だ。三竿雄斗が期待通りフィットできれば、山本の負担軽減に繋がる。また世界を相手にビッグセーブを連発した曽ヶ端準の座を脅かすGKも欲しい。今シーズン、期限移籍で加入したリオ五輪世代の櫛引政敏はベテラン守護神の牙城を崩すことができなかった。適材適所の補強でリーグ連覇を目指したいところだ。

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