バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス会長【写真:Getty Images】
昨年11月末にバイエルン・ミュンヘンの会長に復帰したウリ・ヘーネス氏は、チームのために厳格な新規則を導入したようだ。4日に独メディア『シュポルト・ビルト』が報じている。
バイエルンでは、前任のジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)が指揮官に就任して以来、練習中でも頻繁にチーム内でスペイン語や英語が話されるようになったという。
これについてはサポーターからも不満の声が上がっていたとされているが、そこで約2年半ぶりに同クラブの会長に就任したヘーネス氏は、チーム内の結束力をさらに高めるためにはチームメンバーが共通言語を話すことが必要不可欠だと考えたようだ。
ヘーネス氏は、「ドイツ語を話すドレッシングルームへと戻す必要がある。共通言語はチームを一体化させるからね」と、ドイツ語以外で会話することを禁止したことを明かすと、「さもなければ、数多くの小さなグループを作らせてしまうことになってしまう」と述べ、規則を守らなければ厳しい罰則を科すつもりであるとも語った。
「ある者が会話に参加できないことはネガティブなことだ。もし外国人選手がドイツ語を学ばなければ、罰金を支払わなければならなくなる。これがドイツ語を学ばせるための最も単純な方法だ」
ヘーネス新会長のもと、ドイツ語以外の言語で会話することが禁止されることになったバイエルン。これにより、今後バイエルンに新しく加入することになるドイツ人以外の選手たちは、加入前にドイツ語を勉強しなくてはならなくなりそうだ。
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