ユベントスが獲得を狙っているMFアクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】
ユベントスへの加入が目前だとみられていたゼニトのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの状況が一変したようだ。30日にイタリア『ジャンルカディマルツィオ.com』などが伝えている。
今夏の移籍市場でユベントスへ加入する寸前だったヴィツェル。結局移籍市場最終日にゼニトが態度を一変させたことで取引は破談となったが、それでもユベントスが獲得への関心を失わずにゼニトに対して600万ユーロ(約7億円)のオファーを提示したとされていることで、今冬にでも加入することになるのではないかとみられていた。
しかし、ここで中国から巨大なオファーが提示されたという。上海上港は、年俸1800万ユーロ(約22億円)に200万ユーロ(約2億円)のボーナスを加えた金額での4年契約という合計7200万ユーロ(約89億円)以上となる巨大なオファーを提示。その上、ゼニトには2000万ユーロ(約24億円)のオファーを提示したとされている。
さらに現在では、天津権健が上海上港のオファーをさらに上回る巨額のオファーを提示したとも報じられており、現時点ではユベントスは圧倒的に不利な状況に立たされているという見方が強まっているようだ。
実際にヴィツェルは、ユベントスへしなければならなかったとされている返答をまだ返していないという。これまでには、横槍を入れようとしたチェルシーへの誘いも断ったと伝えられているヴィツェルだが、今ではその気持ちがぐらついているとみられているようだ。
ヴィツェルの獲得を半年間待っていたユベントス。しかし、今となっては巨大な敵中国の前に再び獲得の機会を逃す可能性が高まっているようだ。
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