バイエルン・ミュンヘンのMFアルトゥーロ・ビダル【写真:Getty Images】
チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督は、MFオスカルの売却で手に入れた資金をユベントス時代に重宝した選手であるバイエルン・ミュンヘンに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルに投資するつもりのようだ。30日付の英紙『ザ・サン』が報じている。
先日オスカルを6000万ユーロ(約74億円)とされる金額で中国の上海上港に売却したチェルシー。これにより、中盤を補強するために今冬の移籍市場でこの大金を投資するのではないかと注目されている。
コンテ監督は、以前から2名のMFがお気に入りだという。その選手とは、ユベントス時代に重宝したビダルとローマに所属するベルギー代表MFラジャ・ナインゴランの2選手のようだ。
ナインゴランに関しては、今夏にも獲得を狙っているという噂が立っていたが、ローマはオスカルと同額をオファーしない限り交渉の席には座らないと返答しているという。そこで、その金額は高すぎると判断したとされるコンテ監督は、4000万ユーロ(約49億円)から4500万ユーロ(約55億円)の値段が付けられているとみれているかつての愛弟子ビダルにターゲットを絞ったようだ。
また、同紙によると、コンテ監督は先日26日にすでにビダルと同選手の代理人に会ったという。そして、そこで交渉の根回しをするための雑談をしたのではないかとみられているようだ。
ユベントス時代には、「私のチームには必ずビダルにいてほしい」「もし戦に行くならコンテを連れて行く」と、それぞれがお互いに向けて言い合っていた仲であるコンテ監督とビダル。ひょっとすれば、今冬にまた同じチームで再会を果たすことになるかもしれない。
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