アントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督が、中国スーパーリーグの行き過ぎた補強はモラル的に正しくないと苦言を呈した。英紙『テレグラフ』などが伝えている。
中国スーパーリーグは現在、大金を用いて世界中からビッグネームを集めている。最近では、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドもその対象だったことが明らかになっており、同選手の代理人は年俸1億ユーロ(約123億円)のオファーを断ったと述べていた。
C・ロナウドに中国からオファーがあったことについて問われたチェルシー指揮官は、「驚くべき話だと思う。我々は本当にお金の話ばかりだ。私はそれを信じたくない。私としては、これは正しい金額ではないと思う。だから信じたくないんだ」と話している。
ボカ・ジュニオルスから中国への移籍が決まったFWカルロス・テベスは、2年間で約95億円を受け取ることになる模様。コンテ監督はこの話題に触れ、「こういった類いのオファーは断ることが難しい信じられないもの」であり、「正直に言えば、正しくないものだと思う。この状況に私は同意できない」と自身の見解を語った。
お金の力でトップリーグから人材が流れていく現状に疑問を持っているのは、コンテ監督だけではないだろう。
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