中国の“爆買い”は今年も! オスカルがアジア史上最高額の87億円を記録
アジア史上最高額で中国の上海上港に移籍したオスカル【写真:Getty Images】
起こった時期:12月23日(オスカルの移籍決定日)
中国の“爆買い”が止まらない。もちろんサッカー界の話だ。
夏にかつてJリーグでもプレーしたフッキがアジア史上最高額となる4800万ポンド(約70億円)で上海上港へ加入すると、冬には同じクラブがチェルシーのブラジル代表MFオスカル獲得に6000万ポンド(約87億円)を費やしてその記録を塗り替えた。
他にも現役イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレやプレミアリーグでも活躍したセネガル代表FWパピス=デンバ・シセ(ともに山東魯能)、アルゼンチン代表の主力であるエゼキエル・ラベッシ(河北華夏幸福)といった実績の確かな実力者たちが中国でのプレーを決断した。
外国人選手たちは一様に高額な報酬を提供されており、それが魅力のひとつになっているのは間違いない。現在はボカ・ジュニオルスの元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスやレアル・マドリーのポルトガル代表DFペペも破格のオファーを受けて中国移籍を検討しているとされている。
日本にも魔の手は徐々に忍び寄っており、浦和レッズのDF槙野智章やFC東京のDF森重真人に中国クラブが接触したとの報道もあった。全世界に触手を伸ばす“チャイナマネー”
は今後さらに猛威を振るいそうだ。
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